ハイブリッドコース 14日間
[うち実技セッション4日間]
概要
医療従事者(医師、研修医、救急救命士資格)を対象にしたトレーニングコースです。受講生の方の多くは、救助活動、都市部での災害や遠隔地にて医療サービスに関わる医師や救命士の方などです。カリキュラムの中心は、ウィルダネス状況下でも有効な二次救命処置に置かれています。一般の方を対象とした他のWMAコースと比較すると、医療技術の現場での応用、革新的なアイデアや受講者間でのディスカッションに重きが置かれます。
受講対象
・医師・看護師・救急救命士・薬剤師・獣医師 のいずれかの免許を有する方
・野外での実習に参加可能な方
サンプルシラバス
1日目=オリエンテーション、ウィルダネス医療における一般的な概念、役割と責任、傷病者評価システム、重要器官系への概要とその問題、脊椎
2日目=筋骨格系、副木(スプリント)固定、皮膚の問題、軟部組織、創傷、組織、小グループのBLSシミュレーション
3日目=体温調節、低温障害、高地障害、ALSの治療、薬、シミュレーション
4日目=バックカントリー薬、毒素、咬傷と刺傷、落雷、感電、溺水、ダイビング
5日目=医療に関する法、ファーストエイドキット、最終テスト
認定カリキュラム時間数 36時間-40時間
認定Certification(知識および技能の証明)
コースへの100%受講、ディスカッションへの参加、実技テストでの80%以上の到達により
Wilderness Medical Associates International認定
Wilderness Advanced Life Support(WALS)およびILCOR準拠Adalt+Child,Infant CPR
Certification(知識および技能の証明)の有効期限/更新
Certification(知識および技能の証明)取得日より3年間/更新の際にはWALS医療従事者向けコース受講が必要です。
カリキュラム内容
WALSコースのカリキュラムには、医師、救助活動の専門家、そして研究者チームによって開発され、常に進化し続けています。私たちはリサーチを通じ、私たちの考えるウィルダネス医療のあり方をサポートするエビデンスを得ています。カリキュラムは理解しやすく、コース単体で完結し、また毎年その見直しも継続的に行われています。このカリキュラムは、「過酷な環境下や遠隔地での医療トレーニング」として適切な内容であり、またその有用性より世界中の医療従事者に認められています。
マテリアル(教材)
・WRAM(テキスト)
・オレンジフィールドガイド(撥水加工)
・クラスノート
・SOAPノート(処置記録ノート)
単位制度
アメリカでの医療制度において、Wilderness Medical Societyに申請することで、該当する医師や医療従事者は、AMA PRA Category I Credit の単位を上限36時間まで取得が可能です。
*WALSコースは医師やそれに準ずる医療知識をお持ちの方を対象とするコースです。看護師資格をお持ちの方でも受講可能と判断した場合には受講可能な場合もあります。該当の方はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。