願わくば人生を楽しいことで埋め尽くしたいわたくし。私の楽しいこと3つ。「美味しいコーヒーを飲みながらの会話」・「JAZZ musicをプレイする、聴く」・「山で登ったり、滑ったり」
そんな私が山と出会ったのは23歳の時でした。父親が登山ブーム世代だったこともあり、家には父の撮った山の写真が飾られており、幼いころから山の話を聞かされて育ちました。そして、いつかは「山に登ってみたい!」と憧れていました。先輩に誘われた時には、二つ返事でOK。初めて北アルプスの名峰・槍ヶ岳に登りました。素晴らしい景色、自分の足で歩く達成感。それまで遠足で行く程度の里山にしか行ったことがなかった私は、登山におもいっきりはまりました。
週末にはひとりでせっせと山に通うようになり、見よう見まねでテント泊縦走をはじめ、登った先で知り合った仲間から山スキーや沢登を教えてもらいました。
仕事の都合で長野県に移り住むと、ますます山にのめりこみ、さらにはクライミングと出会い夢中になりました。
そしてこれらのことが、いつのまにか仕事になっていました。
山遊びは生きることにとても似ていると思います。
苦しい局面を乗り越えたさきに素晴らしい何かがまっていたり、ときには学びを、ときには癒しを与えてくれます。そんなことを色々な人に伝えをていけたらいいなと思いつつ、日々をすごしています。
人との出会い、仲間とのつながりもその一つです。
ただ、大自然の中での活動はどうしてもリスクをともなってしまいます。
毎年のように知った顔が減っていくのも事実です。
そのためJMSCAの遭難対策の部門に参加して微力ではありますが手伝っています。
WMAJとの出会いは2014年。
山やクライミングに深く関われば関わるほど事故やケガに遭遇することが増えました。
自分自身も危ない目にあい、そんな時に友人から野外救急法というものがあることを教えてもらいました。技術や知識に長け、化け物みたいな体力をもつ仲間には助けられることが多かった自分。
当時は義士装具士という仕事で病院に勤めていて、医療に従事していた私が、仲間に貢献できるのはこれだ!思い、WAFAを受講しました。そして受講したことに間違いはなかったと確信しました。何かあったときに、どうすることが最善か、判断し、行動できる!
これを仲間にも知ってもらいたいという思いで所属する山岳会での勉強会を開きました。
その後も学び続けようと2017年にはWFRを受講しました。
その年にインストラクターを目指して研修生となりましたが、仕事との両立が難しくなり、あえなくリタイア。
今回チャンスをいただき、再び研修生に復帰しました。受講される皆さんにも、自分自身や仲間たちに何かあったとき、どうすることが最善か、自分で判断し、行動することができる!
そう思ってもらえるインストラクターを目指していきたいと思います。