WALS国際野外救急医
WMA野外災害救急員WFRプロフェッショナルレベル
呼吸器外科医・トレイルランナー
僕は東京の八王子という身近にお山がある環境で生まれ育ちました。小学生の低学年から陣馬-高尾単独縦走をしたり、神奈川県の友人の家から里山の中を通って徒歩で帰ってきたり、今考えるとちょっと無謀なブチ冒険が好きな幼少時代だったのかもしれません。
10代の頃はアウトドアから離れた生活を送っていましたが、大学卒業直前から始めたスキューバダイビングでアウトドアスポーツを再開。すっかりこれにハマってしまい20代の時には離島勤務の傍ら週末はダイビング ショップのアシスタントをしていたこともあります。そして30代で始めたトライアスロンのオフトレーニングの山岳練習で山に入るようになり、今はトレイルランナーとして国内外の山を走っています。
また、10年ほど前から本業の傍ら、アウトドアスポーツイベントに医療スタッフとして関わるようになりました。その病院とは違う環境で、傷病者にきちんと・自信を持って対応するためには野外救急の知識と技術が必要であることを痛感し、WMAのWilderness Advanced First Aidを受講。2022年にはWilderness Advanced Life SupportコースでWMA の創始者の一人であるDr. David Johnsonから、「過酷な環境かつ限られた資材でも自分たちができることを考え続けようという」ということを直接教えていただく機会もえ、これが今のアウトドアスポーツの医療での僕の礎となっています。
今はアウトドアスポーツを中心とした野外医療に関わる機会がさらに増えたため、JSPO日本スポーツ協会公認スポーツドクターとしても勉強中です(2025年度資格取得予定)。
WMAメンバーは主に非医療従事者を対象に、wilderness状況下での最新のFirst Aidについて、よりわかりやすく伝えて広げていくかを常に考え続けています。僕も、WMAの医療アドバイザーとして野外活動をされる皆さんに充実したコースを提供するお手伝いをさせてください。そしてWMAを通して、皆さんと一緒に安全に野外活動を行う環境や体制を醸成していければと考えています。よろしくお願いいたします。