2022/2/22~26でWFAベーシックレベルコース、2/27にはカスタムワークショップが開催されました。
今回は、球磨川リバイバルトレイル実行委員会さまの招致により、熊本県での開催となりました。
球磨川豪雨災害復興プロジェクト「球磨川リバイバルトレイル」は今年、九州初の100マイルレースを実施しました。
この大会に先立ちまして、大会関係者が野外災救急法を受講すべきと、WMAJアンバサダー・名倉 伸泰氏のご尽力により、今回のWFAコース&カスタムワークショップが実現しました。
WFAコースの受講は、実行委員の方10名。
好天に恵まれましたが、放射冷却で冷え込み、熊本といえど立派な霜柱が立っていました。
大会を目前に控えていることもあり、実行委員の皆さんは最初から最後まで真剣そのもの。大会の成功を目指して、一丸となっている様子が伝わってきました。
特に、レース中に予想される、筋骨格系のケガの処置や深いキズへの処置、低体温症への処置などは、活発に意見や質問が飛び交いました。
試験は無事全員合格。さすがです。
翌日は、大会スタッフの方を対象としたカスタムワークショップを開催。参加した方は総勢29名となりました。
大会の救護アドバイザーであり、WMAJ医療アドバイザーでもある稲垣泰斗医師も会場に駆けつけ、9~15時間のボリュームあるワークショップとなりました。
人間の生命を維持するのに最も重要な「酸素化とかん流」の考え方を理解していただき、「考える救急法」に触れていただきました。
大会スタッフ向けのカスタムワークショップですから、内容も、レース中に起きそうなケーススタディに取り組んでもらったり、筋骨格系のケガや、外傷によって腹部や頭部を強打した人への考え方、低体温症や低ナトリウム血症への考え方などを取り上げ、大会を間近に控えたスタッフの皆さんからたくさんの質問をいただきました。
球磨川リバイバルトレイルは、2022/3/5-6に開催され、無事終了しました。大会の成功を心からお祝いいたします。
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