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2/9-22の間で、東京都の小笠原諸島 父島&母島でWFAベーシックコースが開催されました。

2/9-22の間で、東京都の小笠原諸島 父島&母島でWFAベーシックコースが開催されました。

 今回の対象者は東京都小笠原支庁にご所属の都職員さんや、東京都レンジャーのみなさんです。東京都レンジャーとは、自然保護と適正利用の担い手として活躍される東京都の専門職員です。両島から合計13名の参加者でコースが進められました。

 小笠原諸島はアクセスする唯一の手段が24時間かかる船旅で、東京から1000kmの場所に位置します。母島は国内の有人島最南端、両島とも緊急事態の搬送には5~6時間を要すようで、圏外の場所もあり、まさに島自体が「ウィルダネス状況下」と言えそうです。都レンジャーさんたちは、調査のためさらに無人の小島へも立ち入るそうで究極のウィルダネスです。

 WMAカリキュラムは北米メイン州のまさにこのような地形の場所から生まれた背景からしても、「まさに!」というロケーションでした。

 実技セッションでは、できるだけ小笠原の特性に合わせたシチュエーションやディスカッションが進み、さすが現場を熟知したプロフェッショナル同士の研修だけあって、一つひとつが真剣であり、しかし和気あいあいとした雰囲気であり、とても充実した時間を過ごしました。

 レンジャーや都職員間での共通言語ができること、診療所など医療従事者との通話相談における共通認識がとりやすいことがチームみんなで受講する強みであることを再確認したコースでもありました。

 最終テストも全体的にハイスコアをキープして全員合格!「東洋のガラパゴス」を護るプロフェッショナルたちのトレーニングをザトウクジラたちもたまに出現して応援しているようでした。

 今回は都の事業で訪問しましたが、小笠原エリアで活動するガイドさん方にも興味をもっていただけているようです。次回は、ガイドさんがたにも知っていただけると、より安全安心が加速する島になっていきそうで、ワクワクします。