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『信州登山案内人能力向上研修―登山環境に適した救急法―』

 12/4長野県安曇野市で「信州登山案内人能力向上研修」の一コマとして、野外災害救急法カスタムワークショップが採用されました。

 新型コロナウイルス感染対策として、午前・午後と受講者を入れ替え方式で、「信州登山案内人」資格を持つガイドの方々、午前80名・午後40名の参加がありました。

 今回は「登山環境に適した救急法」というテーマで、いきなりケーススタディからスタート。ツアー登山中に起こりそうなケースについて、

・傷病者をどう評価してどう対応する?

・他のお客さんにはどう説明する?

・救助要請をした後の行動は?・・

といった視点でグループディスカッションを通してみなさんに考えていただきました。話し合った内容を全員で共有して、更に掘り下げて考えてみますが、「悩ましいね」と考え込んでしまうひと場面もありました。

 そこで今回は、野外災害救急法のキーワード「分析的思考(クリティカル・シンキング)」を体験してもらいつつ、カリキュラムからケースを読み解き、実際にあった遭難事故事例なども交えながら登山環境下での救急法についてじっくり考えていただく時間をお届けしました。

 1時間という短い時間ではありましたが、御参加いただいた方からは以下コメントがあり、ぎゅっと濃密な一コマとなったようです。

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「前から受講したいとは思っていましたが、いまは受講しなくてといけないと思っています。」

「登山ガイドに必要な知識だと思っていたけど、やはり必要だと再確認しました。」

「短い時間だったけど、インパクトもあって勉強になりました。」

「すぐに救急車が来ない山の中という条件を考えると、WMAJの講習に移行していく時期かもしれません」

「他の組合のガイドさんとはあまり話したり交流したりすることがないので、よい機会になった」

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 研修終了後には、ワークショップや受講の相談に来られるガイドの方もいらっしゃいました。次回は、松本市にて同内容でカスタムワークショップを実施予定です。

 

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