10/28-11/10神奈川県川崎市を実技会場にしてWFAベーシックコースが開催されました。
神奈川県内からの参加者、遠くは長野県や愛知県からもお集まりになり、14名のメンバーでみっちり野外や災害時の救急法を学びあいました。
職種やバックグラウンドも様々で、アウトドアガイドの人、趣味でアウトドアを楽しむ人、トレイルランニングやアドベンチャーレースの大会を催す人、海外の方をガイドする人、災害想定した医療従事者まで多岐にわたります。いろんなジャンルの方と共通言語をもちコミュニケーションが取れることもWMAの魅力の一つです。
10/10の実技セッションでは暗くなるまで外でひたすら実技トレーニングを繰り返しました。あらゆる状況、あらゆる地形、あらゆる体勢で発見される傷病者を想定し、どんな状況でもつかえる「傷病者評価システム」を用いた救護の実際を体験します。
・命に係わる問題はないか。
・救急通報はどのタイミングで実施するか
・「大丈夫だとおもったけど、やっぱり大丈夫じゃなかった」人をどのように判断するか
・救助を待つ間、長い時間を傷病者とどうやって過ごすか
・それぞれに最適な処置はなんなのか
こんな視点を繰り返しながら考え、またやってみてを繰り返します。野外災害救急法は「考えることそのもの」と言えます。講習会では考えるための判断基準だったり考え方の物差しを学び実践するわけですが、慣れるまではみなさん苦労されています。
しかし、だんだんこのシステムに慣れてくると、傷病者に立ち向かう足取りもスタート時とはまったく違うものになっていく様子が印象的で、実技のレベルも素晴らしいものでした。
筆記テストを経て見事全員合格!3年間有効の世界31か国共通の国際資格”Wilderness First Aid”を無事に認定されました。
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WMAJには全国から個人で参加できるオープンコースに様々なバックグラウンドをもつ方々が集まります。
アウトドアを楽しむ全ての人は対象です。
災害に遭う可能性のある人は全て対象です。
つまり日本中全てのひとが受講対象と言えます。
万が一の時のために、ぜひ一度はWMAカリキュラムをご検討ください!
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