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茨城県八千代町でWFA開催

3/5-18の14日間をかけてWFAベーシックコースが開催されました。

 今回の舞台は茨城県八千代町。野外教育者や研究者、筑波山の保全活動をされているアウトドア関係者やマウンテンバイカーなど多彩な顔ぶれで行われました。

 12日間好きなタイミングで学べる自己学習を経たのちZoomを用いて3時間のライブセッションでカリキュラムの理解を深めます。その後、丸1日かけて実技を反復し、「使える技術」にしていくのです。

 ほぼクローズド講習だったため、最後に予告なしのプチ・シミュレーションに挑戦。いきなり導入したにも関わらずこれまでの学習の成果をバッチリと出した素晴らしいパフォーマンスでした。終わった直後はちょっぴり放心状態でしたが。。笑

 今回のコースは八千代町議の谷中さんにお招きいただき実現したコースでしたが、実技セッションには副町長さんを始め様々な役場の職員さんも視察に来ていただきました。

 アウトドアでの有用性も確認していただきつつ、防災観点での価値を知っていただけたことも有益でした。

 大規模災害が発生したときは、文字通り「自助・共助」が成り立たなければそこら中に発生する傷病者には対応しきれないことは国や自治体のデータからもはっきりしているところです。

 消防団や自主防災会が日本も各地で活躍されていますが、プロの消防隊や警察、自衛隊にアクセスできない、病院にたどり着けない、大量の傷病者に接する…こんな想定での訓練は導入されていますでしょうか。

 WMAカリキュラムは、北米では捜索救助隊や民間のボランティア組織でも採用されています。北欧では国の行政機関がWMAと契約し、現地の「消防団」にあたる組織が全国単位でカリキュラムを導入している例もあります。 

 日本でもいま求められるのは災害・防災分野ではないかと思っています。最近も各地で地震が発生していますが、その備えに防災グッズの他に、過酷な環境にも耐えうる救急法講習という選択肢はいかがでしょうか。様々な講習形態を提供しています。まずは一度ご相談ください!

 今回のコースも無事に全員合格!!!おめでとうございます。