このところ、国内各地で新たなインバウンド観光産業「アドベンチャーツーリズム(AT)」に向けたガイド養成事業が自治体主導で進められています。
この中で、世界のクライアントを相手にするガイドには、世界基準のリスクマネジメント・ファーストエイドのスキルが求められている規定があり、こうした流れからWMAJでは現在北海道が進めるATガイド養成講座のリスクマネジメント・野外ファーストエイドプログラムを担当しています。
特に北海道では今年ATのワードサミットが開催予定になっており、日本のAT産業の未来を担っている重要な地域でもあり、受け入れるガイドのみなさんも真剣そのものです。
講習では、WMAJ代表で自身もインバウンド対応ガイドであり、カナダでの登山ガイド資格をもつ横堀を中心にWMAインストラクターがリスクマネジメントの捉え方や概論から始まり、英語圏のクライアントが求めること、世界基準とは?という視点、それに見合うファーストエイドの考え方をお伝えしています。
140名近い北海道のアウトドアガイドにWMAカリキュラムが紹介されています。元々地形的にも「ウィルダネス状況下」になりやすい北海道には、ATに関わらずとも日常的にも役に立つ考え方であり、さらに普及されていくことも望まれるところです。これを皮切りに日本各地のインバウンドガイド養成講習会も動き出しそうな予感です。
WMAJではこうしたガイド研修や養成講習会のカリキュラムへのWMAカリキュラム提供事業も行っています。
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