北海道内の医療従事者および消防警察の救急救助にあたる皆さまへ


公益社団法人北海道観光機構

「令和6年度ATガイド人材育成事業(野外救急法研修事業)」 

野外救急法と医療機関等との連携強化を図るセミナー 

日本国内ではガイドやアウトドア関係者の間での野外救急法の認知が進んでいます。しかし傷病者の搬送先である医療機関での認知の現状はどうなっているでしょうか。

 

北海道内のガイドは、ATガイド(アドベンチャートラベルガイド)制度に則り、ATGS(5つのガイド職能)で規定されているスタンダードである国際標準の野外救急法を身に付けるべく、本事業を活用し、2021年から2023年の3年間で225名のガイドがWilderness Advanced First Aid(WAFAアドバンスレベル)の資格を取得しました。今年度はさらに35名のガイドが新規にWAFA資格取得のためのエントリーをし、17名のガイドがさらに上位レベルのWilderness First Responder(WFRプロフェッショナルレベル)にエントリーしています。(2024/9/26現在)

 

これだけ多くのATガイドが国際標準の野外救急法を身につけている北海道であるがゆえに、実際の事故でATガイドが傷病者対応をした場合、「救命の連鎖」における命のバトンを受け取る消防機関や警察機関ひいては医療機関において、ガイドが野外救急法の知識と技術に基づいて実施した処置や経過観察の記録を有効に活かしていくための取組みが必要になってくるのではないでしょうか。

 

フィールドで発生した事故による傷病者を医療機関まで円滑に引継ぐためには、ガイドが現場でどこまでの情報収集を行い、どのような評価を下し、何に基づいてどこまでの処置を行い、また悪化を見据えて現場で何をしているか、それらを医療施設側も認識している必要があるでしょう。同じことは消防や警察の救急隊・救助隊に対しても言えます。 

 

今回、公益社団法人北海道観光機構「令和6年度ATガイド人材育成事業(野外救急法研修事業)」として、『野外救急法と医療機関等との連携強化を図るセミナー』を開催する運びとなりました。ぜひ北海道内の医療従事者、消防・警察で救急救助にあたっている方々に参加していただき、野外救急法と医療機関との連携強化をともに考えていきませんか?


参加対象者

 

野外での傷病者と関わる可能性のある、

北海道内の医療従事者および消防警察の救急救助にあたる方

北海道認定アドベンチャートラベル(AT)ガイド又はATガイド事業者

 道内で業としてアウトドアガイド・アクティビティのガイディングを行う者


開催要項

事業 公益社団法人北海道観光機構「令和6年度 AT ガイド人材育成事業(野外救急法研修事業)」

 

タイトル 野外救急法と医療機関等との連携強化を図るセミナー 

 

実施者 公益社団法人 北海道観光機構

 

内容

・野外救急法を取り巻く北海道の現状

・ATガイド等が野外において傷病者にどのように対応すると想定されているか

・傷病者をATガイド等から救急機関へ引継ぐときの懸念事項

 

日時:2025/1/25(土)14:00〜15:00=札幌会場

   2025/1/26(日)14:00〜15:00=南富良野会場

 

対象:野外での傷病者と関わる可能性のある、

   北海道内の医療従事者・消防警察の救急救助にあたる方

 

定員:各会場 25名(定員になり次第締切・最終締切:2024/12/31)

 

参加費:無料

 

会場:札幌会場=かでる27・540研修室

    〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル

   南富良野会場=保健福祉センターみなくる・2F研修室

    〒079-2401 北海道空知郡南富良野町幾寅708

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